山梨の希少植物たち

山梨県レッドデータブックに記載された植物の紹介

2024-07-01から1ヶ月間の記事一覧

デンジソウ (デンジソウ科) Marsilea quadrifolia L.

低地の水田や沼地などに生育する夏緑性のシダ類である。根茎は細く長く横走して不規則に分岐し、やや接して葉を着ける。葉柄は長さ10 ~ 15㎝、無毛で緑色、基部は暗色である。小葉は 4 枚が四つ葉のクローバーのように並ぶ。この形が『田』の字に似ることに…

ヤワタソウ (ユキノシタ科)Peltoboykinia tellimoides (Maxim.) H.Hara

山地帯の林床や陰湿な谷間を好んで生育する多年草である。高さ40 ~ 60㎝。根生葉は腺毛のある長柄に楯形につけ、7 ~ 13 裂した大きな掌状葉となり、基部は深い心形となる。茎葉は数個互生し、表面に渋い光沢がある。茎には細くて鋭い毛が生える。茎の先に…

カナウツギ (バラ科) Neillia tanakae (Franch. et Sav.) Franch. et Sav. ex S.H.Oh

夏緑広葉樹の林縁などに生育する落葉低木である。幹は叢生し、樹高は 1 ~ 2m。葉は互生し有柄、葉身は長さ5 ~ 11㎝の三角状広卵形で先端は尾状に伸び、基部は心形、3 ~ 5 浅裂し、欠刻状の鋭距歯がある。花は長さ4㎜で白色、円錐状に多数つける。良く似た…

ハコネグミ (グミ科) Elaeagnus matsunoana Makino

山地の低木林の林内や林縁に生育する落葉低木である。高さ1 〜 3m。葉は互生し、楕円状卵形ないしは広披針形で辺縁は波打つ。葉の表面には淡黄緑色星状毛、裏面は銀色の鱗状毛と星状毛が生える。花柄は長く、葉腋に1個ずつ付く。萼筒の外面には銀色と淡褐色…

モクゲンジ (ムクロジ科) Koelreuteria paniculata Laxm.

低山帯の斜面沿いの砂礫を好んで生育する落葉高木である。高さは10m ほどになる。葉は互生し、長さ25 ~ 35㎝の奇数羽状複葉卵形で縁には不揃いの粗い鋸歯がある。裏面の脈上には軟毛が生える。7 ~ 8 月、枝先に長さ15 ~ 40 ㎝の大型の円錐花序を直立し、…

カナクギノキ (クスノキ科) Lindera erythrocarpa Makino

広葉樹林帯の林内や林道脇に生育する落葉高木である。雌雄異株。葉は互生し有柄、葉身は長さ6~13㎝の倒披針形、表面は無毛である。花は葉と同時に開き黄緑色、散形状につき、雄花は長さ3㎜くらい、雌花はやや小さい。新枝は黄褐色や灰褐色、2年目以降は淡…